本年度も学会が開催される時期になってきました。
研究室に配属された学生は学会発表の機会があるかもしれません。また、自分は発表しないけど、友達や先輩が発表するのを応援するために行くかもしれません。
そこで、薬学生にとって最も馴染み深くなる日本薬学会の2017年度の支部会の開催情報が少しずつ出てきましたので、昨年同様、記事として日程と開催場所をまとめたいと思います。
どの学会も学生の間だけは安く(無料のところもある)参加できるので、是非学生のうちに一度は参加することをおすすめします。
2018年度の記事はこちら:【2018年度】日本薬学会の支部会・139年会 [千葉] 情報
薬学会支部について
支部は全部で以下の8つにわけられています(画像は日本薬学会支部のページから引用しています)。
- 北海道支部
- 東北支部
- 関東支部
- 当会支部
- 北陸支部
- 近畿支部
- 中国四国支部
- 九州支部
日本全国の薬学会員は上記の支部にわけられていますので、各々のエリアの支部会(学術発表会)が毎年開催されます。
学部生や大学院生にとっては、近くの大学などで学会が開催されるため、発表するだけでなく、勉強のためにもすぐに足を運べるようになっています。
各支部大会の日程
北海道支部
北海道支部第144例会
日時:平成29年5月20日(土)、21日(日)
会場:札幌コンベンションセンター
リンク:http://shibu.pharm.or.jp/hokaido/shibu_reikai.html
東北支部
第56回日本薬学会東北支部大会
日時:平成29年10月21日(土) 8:00~17:00
会場:青森大学(青森県青森市幸畑2-3-1)
リンク:http://pharm-tohoku.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=17966
関東支部
第61回日本薬学会関東支部大会
日時:平成29年9月16日(土)
会場:慶應義塾大学薬学部 芝共立キャンパス(東京都港区)
リンク:http://shibu.pharm.or.jp/kanto/shibutaikai_61/
東海支部
第63回日本薬学会東海支部 総会・大会
日時:平成29年7月8日(土)12:00~18:00
会場:岐阜薬科大学 本部キャンパス(岐阜市大学西 1−25−4)
岐阜大学 医学部 教育・福利棟(岐阜市柳戸 1−1)
リンク:http://shibu.pharm.or.jp/tokai/shibu20170708.html
北陸支部
日本薬学会北陸支部第129回例会
日時:平成29年11月26日(日)9:00~17:00頃
会場:金沢大学角間キャンパス自然科学本館(金沢市角間町)
リンク:http://shibu.pharm.or.jp/hokuriku/index.html
近畿支部
第67回日本薬学会近畿支部大会
日時:平成29年10月14日(土)
会場:兵庫医療大学
リンク:http://shibu.pharm.or.jp/kinki/index.html
中国四国支部
第56回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会
日時:平成29年10月21日(土)・10月22日(日)
会場:徳島大学 蔵本キャンパス
リンク:http://www.convention-w.jp/chushi56/
九州支部
第34回日本薬学会九州支部大会
日時:平成29年11月25日(土)~26日(日) 12:00終了予定
会場:崇城大学薬学部
リンク:http://shibu.pharm.or.jp/kyushu/taikai/index.html
————-以下からは過去記事をコピーしています————-
口頭発表とポスター発表の違い
名前の通り、口頭発表は先生や学生が教室のようなところで発表を行い、質疑応答をする形式です。発表時間は大体7〜12分、質疑応答は2分〜5分が多いですね。
一方、ポスター発表は、発表者がポスターを作成し、会場に貼ってその前決められた時間に立って興味を持ってくれた人に対して説明するものです。大体30分〜1時間くらいです。
学会によっては口頭発表するならポスター発表もセットのところも多いです。
ポスターだとゆっくり見ることができるので、見る側も理解しやすいです。その点、丁寧に作らなければ興味も持ってくれないので、結構センスが問われます。
参加に際して必要なものは?
- 事前登録(可能なら)
- 筆記用具
- 勉強する!っていう気持ち
これくらいです。
発表を見に行くって人はほとんど必要なものはありません。
あらかじめ参加することが決まっている場合は事前登録をしておくことで、当日の受付がスムーズになりますが、事前登録をしていなくても参加できます。(※参加費ありの学会は事前登録と当日登録で参加費が違う場合があります。)
持ち物より大事なことは服装。
派手な格好はすごく浮きます。ジーンズ、サンダルとかほとんどいません。
ただ、発表者でなければネクタイ締めたりスーツ着なくても大丈夫です。シャツ系で構わないです。
1個注意点といえば、他の方が発表している際に移動することもあるので、足音が目立つようなものは避けたほうが無難です。発表者よりも目立ってしまいます。
さいごに
学会発表の場は、他大学の学生と交流できる非常に良い機会です。
大体の学会では口頭発表とポスター発表があります。
口頭発表で手を上げて質問するのは正直難しいと思いますが、ポスター発表では1対1のことも多く、丁寧に解説してくれると思いますので、積極的に話しに行きましょう。
質問することは相手の勉強にもなりますので、学会に行ったら3回は質問する!と決めていきましょう。
そして他大学の学生との繋がりをつくりましょう。
日本薬学会だけでなく、その他有機系や生物系などの専門分野の学会もたくさんありますので、この機会に調べてみて是非参加してください。
本記事を読むことで1人でも多くの学生が学会発表へ興味を示し、参加してくれることを期待しています。