はじめに
みなさん、こんにちは。
CBTや国家試験、定期試験などの勉強は捗っていますか?
国家試験に関しては、例年、この時期から年始にかけて、多くの受験生が集中力が切れ、ダラケてしまいがちな時期です。
実際、わたしの周りでも、多くの友人が集中できない状態が続いていたのを覚えています。
主な理由は、『勉強に飽きた』『点数や知識の伸び悩み』といった、長期間勉強していたことが原因で起こるものばかりでした。
斯く言うわたしは、勉強をはじめて間もない頃であったので、ダレる余裕もなく、どれだけ短期間で知識を暗記し、長期間維持できるかをずっと模索していました。
よく、『知識は反復することで定着する』と言われていますが、見直した時に、全く覚えていなければやる気もなくなりますよね。
そこで、今回、わたしが実際に国家試験勉強の際に利用していた、
『 短期間 かつ 一度覚えるとある程度定着する 』というとても便利な暗記方法を紹介したいと思います。
『記憶の宮殿』
概要
その暗記方法の名前はズバリ『記憶の宮殿』。
「この暗記法をすでに使ってる!」
という方は、読み飛ばしてくれて結構です。m(_ _)m
ざっくり説明すると、
『頭の中に宮殿(建物)を作り、そこに記憶したいものを収納しておくことで、必要な時にその場所に行くことで思い出す』というものです。
例えば、
数字の3を覚えたいとします。
数字の3を自分のイメージした宮殿のリビングのテレビの前に置いておきます(3と関連したものでも結構です→3人の小人とか)。
そして、再びリビングに行くと、テレビの前に3が置いてあるので、思い出せるというわけです。
「はぁ!意味わかんねぇし」
「難しそう!」
「薬剤師国家試験の暗記にそれ使える?」
と思うかもしれません。
今のは、記憶の宮殿の概要部分になります。もちろん、向き不向きがはっきりと分かれるので、記憶の宮殿を使うのに何が必要か説明しましょう。
何が必要なの? 向き不向き
ではさっそく説明していきます。
【必要なもの】
- 宮殿
→いきなり、記憶の宮殿を構築するのは無理です。
『実家・学校・バイト先』といった鮮明に思い出せる場所を宮殿にしましょう。
- 暗記したいものと関連する人・モノ
→ここが一番大変かつ時間がかかります。暗記したいものを人やモノに変換(イメージ)しておきましょう。
例えば、『ドウモイ酸は堂本くん』といった具合です。知人や自分の持ち物に関連付けておきましょう。
そうすると、
『講義室の一番前の席に座っている堂本くんは頭が悪いのですぐに記憶をなくし、堂本くんは紫色の服を着ている』
という風に思い出すわけです。
そして、その講義室には貝毒ばかりをイメージしておけば、その講義室に行くと全ての貝毒が漏れなく思い出せるというわけです。
【向き・不向き】
記憶の宮殿の一番大切なのは、想像力(イメージ)する力です。
記憶の宮殿は『頭の中で場所を想像し、そこに出かけること』で思い出す、一種の妄想暗記法なのです。
普段から、妄想にふけっている人ほど、記憶の宮殿をマスターするのに適しています。
ただ、どうしてもイメージで繋げにくいものもあります。
そういうのはゴロで覚えちゃう方がよかったりもしますね。
さいご
この暗記法は、昔から有名な方法で、多くの偉人達が利用してきた方法でもあります。詳しくは、割愛するのでネットで調べて見て下さい。
わたしの場合、記憶した宮殿(実家や大学 etc)の見取り図をノートに書き、定期的にテストしていました。
どうしても暗記ができず、モチベーションが低下している方に少しでも役に立ってもらえればと思います。
慣れるまでに時間のかかりますが、モチベーション維持には楽しく勉強をすることも大事です。