スイッチOTC化した医薬品の一覧【承認年次・薬効分類つき・2026年更新】スイッチOTC化した医薬品の一覧

体調が悪くて薬で対応したいなと思った時、

病院に行って処方してもらうか、薬局・ドラッグストアのOTC(Over The Counter)の医薬品で対応しますよね。

軽度な不調な場合はセルフメディケーション(OTC医薬品による自主服薬)を行うことが推進されており、2017年から減税制度が始まりました(スイッチOTCの医薬品に限る)。

セルフメディケーションは、世界保健機関(WHO)において、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。

その減税制度の名前は、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)です。

自分がその制度を利用するしない関係なく、薬学関係者は知っておかなければならない制度の一つですので、これを機に理解しておきましょう。

また、スイッチOTC化した医薬品は年々増えており、2025〜2026年にかけてはPPI(プロトンポンプ阻害薬)・睡眠薬・緊急避妊薬・ED治療薬など話題の成分が相次いで承認・発売されています。

今回は、スイッチOTC化した医薬品の歴史と医薬品名を一覧にまとめ、最新の承認・発売情報も追記しましたのでご参考にしてください。

セルフメディケーション税制について

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)は、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年(2017年)1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
厚生労働省(セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について)から一部抜粋

セルフメディケーション(自主服薬)の推進のために作られた制度ですね。

対象はスイッチOTC薬で、すべての医薬品が対象ではないのは一般購入者にとって少しわかりにくいですが、今は医薬品の箱などに記載してあることが多いです。

スイッチOTC医薬品について

医師の診断・処方せんに基づき使用されていた医薬品を、薬局・薬店(ドラッグストア)などで購入できるように転用(スイッチ)した医薬品のことをいいます。

スイッチOTCは、要指導医薬品もしくは一般用医薬品に分類されます。

要指導医薬品

一般消費者の方が自己の判断に基づき、薬局・薬店(ドラッグストア)などで購入できる医薬品のうち、使用するうえで特に注意が必要なものとして、薬剤師による対面販売が必要とされている医薬品のことをいう。

一般用医薬品

一般消費者の方が自己の判断に基づき、薬局・薬店(ドラッグストア)などで購入できる医薬品のことをいう。副作用のリスクの度合いによって、「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」に分類される。

スイッチOTCの歴史と医薬品一覧

近年、よく耳にすることになったスイッチOTC医薬品ではありますが、いつから存在しているのかをご存知ですか?

実は1980年代にはすでに存在していました。

こちらの下表が、これまでのスイッチOTC医薬品の承認一覧です(最終更新:2025年5月、発売ではなく承認年です)。

※現在は発売されていないものや、承認されたものの製品化していない成分をあります。

スイッチ年次成分名医療用医薬品名(代表例)薬効(一般用医薬品)
1983ソイステロールコレスバーコレステロール降下薬
1983ピコスルファートナトリウムラキソベロン便秘薬
1984セミアルカリプロテイナーゼセルニルトン(一部)かぜ薬
1985エキサラミド(外用薬)アスタット水虫薬
1985ジメモルファンリン酸塩アストミン鎮咳薬
1985インドメタシン(外用薬)インテバン外用外用鎮痛薬
1985イブプロフェンブルフェン鎮痛薬
1986ポリエンフォスファチジルコリンエパデールS(一部)コレステロール降下薬
1987ポリエチレンスルホン酸ナトリウム(外用薬)ヒルドイド(一部)外用鎮痛薬
1987ブチルスコポラミン臭化物ブスコパン胃腸薬
1987プロムヘキシン塩酸塩ビソルボン鎮咳薬・かぜ薬
1987セトラキサート塩酸塩ノイエル胃腸薬
1987チメピジウム臭化物セスデン胃腸薬
1987シクロピロクスオラミン(外用薬)バトラフェン水虫薬
1987ミコナゾール硝酸塩(外用薬)フロリードゲル水虫薬
1988ゲファルナートゲファニール胃腸薬
1988エコナゾール硝酸塩(外用薬)ペバリル水虫薬
1988カルボシステインムコダイン鎮咳薬
1988イソチペンジル塩酸塩(外用薬)(医療用なし)歯痛薬
1989ヘプロニカートコメリアン血行改善薬
1989ロペラミド塩酸塩ロペミン止瀉薬
1990ユビデカレノンノイキノン循環器用薬
1990ヒドロコルチゾン酪酸塩(外用薬)ロコイド外用皮膚炎用薬
1990メキタジンゼスラン・ニポラジン抗アレルギー薬
1990ビソキサチン酢酸エステルテレミンソフト(一部)便秘薬
1990イブプロフェンピコノール(外用薬)スタデルムにきび薬
1991トルシクラート(外用薬)ジャーミナル水虫薬
1991ウフェナマート(外用薬)コンベック外用鎮痛薬
1991エプラジノン塩酸塩レスプレン鎮咳薬
1991チオコナゾール(外用薬)ニゾラール(一部)水虫薬
1992メコバラミンメチコバールビタミン剤
1992プレドニゾロン吉草酸エステル(外用薬)リドメックス外用皮膚炎用薬
1992L-アスパラギン酸カルシウムアスパラ-CAカルシウム剤
1992イブプロフェン ※新効能ブルフェンかぜ薬
1993スルコナゾール硝酸塩(外用薬)エクセルダーム水虫薬
1993ビホナゾール(外用薬)マイコスポール水虫薬
1993オキシコナゾール硝酸塩(外用薬)オキナゾール水虫薬
1994ピロキシカム(外用薬)バキソ外用鎮痛薬
1994ケトプロフェン(外用薬)モーラス外用鎮痛薬
1995オキセザゼインストロカイン胃腸薬
1995トリメブチンマレイン酸塩セレキノン胃腸薬
1995フェルビナク(外用薬)ナパゲルン外用鎮痛薬
1995ピレンゼピンガストロゼピン胃腸薬
1997シメチジンタガメット胃腸薬
1997ファモチジンガスター胃腸薬
1997ラニチジン塩酸塩ザンタック胃腸薬
1997クロモグリク酸ナトリウム(点眼薬・点鼻薬)インタールアレルギー用薬
1998ソファルコンソロン胃腸薬
2000テプレノンセルベックス胃腸薬
2001ニコチン(ガム)ニコレット(医療用)禁煙補助剤
2002アモロルフィン塩酸塩(外用薬)ペキロン水虫薬
2002ブテナフィン塩酸塩(外用薬)メンタックス水虫薬
2002ネチコナゾール塩酸塩(外用薬)アトラント水虫薬
2002テルビナフィン塩酸塩(外用薬)ラミシール水虫薬
2002プラノプロフェン(点眼薬)ニフラン抗炎症薬
2005ロキサチジンアセテート塩酸塩アルタット胃腸薬
2005ニザチジンアシノン胃腸薬
2005ケトチフェンフマル酸塩(点鼻薬)ザジテンアレルギー用薬
2006ラノコナゾール(外用薬)アスタット水虫薬
2006チキジウム臭化物チアトン鎮痛鎮痙胃腸薬
2006ケトチフェンフマル酸塩 ※新効能ザジテンアレルギー用薬
2006アゼラスチン塩酸塩アゼプチンアレルギー用薬
2006トリアムシノロンアセトニド(外用薬)ケナログ口内炎用薬
2007アシクロビル(外用薬)ゾビラックス口唇ヘルペス薬
2007ケトチフェンフマル酸塩(点眼薬)※新効能ザジテンアレルギー用薬
2007アンブロキソール塩酸塩ムコソルバンかぜ薬
2007トラネキサム酸トランサミンしみ薬
2008フラボキサート塩酸塩ブラダロン頻尿改善薬
2008イソコナゾール硝酸塩(外用薬)アデスタン膣カンジダ治療薬(膣錠)
2008ニコチン貼付剤(外用薬)※新効能ニコデルムCQ禁煙補助剤
2008エメダスチンフマル酸塩ダレン・レミカットアレルギー用薬
2008ミコナゾール硝酸塩(外用薬)※新効能フロリードゲル膣カンジダ治療薬(膣坐薬)
2009イソコナゾール硝酸塩(外用薬)※新効能アデスタン膣カンジダ治療薬(クリーム)
2009ジクロフェナクナトリウム(外用薬)ボルタレン消炎鎮痛薬
2009ビダラビン(外用薬)アラセナ-A口唇ヘルペス薬
2010トロキシピドアプレース胃腸薬
2010エピナスチン塩酸塩アレジオンアレルギー用薬
2010ロキソプロフェンナトリウムロキソニン消炎鎮痛薬
2010オキシコナゾール硝酸塩(外用薬)※新効能オキナゾール膣カンジダ治療薬(膣錠)
2010ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(点鼻薬)アルデシン・リノコートアレルギー用薬
2011クロトリマゾール(外用薬)※新効能エンペシド膣カンジダ治療薬(膣錠)
2011オキシメタゾリン塩酸塩(点鼻薬)ナシビンアレルギー用薬
2011アシタザノラスト水和物(点眼薬)ゼペリンアレルギー用薬
2011ペミロラストカリウムアレギサール・ペミラストンアレルギー用薬
2012フェキソフェナジン塩酸塩アレグラアレルギー用薬
2012ネチコナゾール塩酸塩(外用薬)※新効能アトラント膣カンジダ治療薬(膣錠)
2012イコサペント酸エチル(エパデールT)エパデール境界領域の中性脂肪値改善薬
2012セチリジン塩酸塩ジルテックアレルギー用薬
2013トリメブチンマレイン酸塩 (セレキノンS)セレキノン過敏性腸症候群再発症状改善薬
2013ペミロラストカリウム(点眼薬)※新効能アレギサール・ペミラストンアレルギー用薬
2013トラニラスト(点眼薬)リザベンアレルギー用薬
2013エバスチンエバステルアレルギー用薬
2014アルミノプロフェンミナルフェン解熱鎮痛薬
2015フッ化ナトリウム(外用薬)フルオール・オラフルア歯科用剤
2015ロキソプロフェンナトリウム水和物(外用薬)※新効能ロキソニンテープ消炎鎮痛薬
2017ロラタジン(クラリチンEX)クラリチンアレルギー用薬
2018フルニソリド(点鼻薬)ロートアルガードクリアノーズ(成分)アレルギー用薬(点鼻)
2019フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルナーゼ点鼻薬)フルナーゼアレルギー用薬
2020ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレインS)ヒアレインドライアイ薬
2020ベポタスチン(タリオンAR)タリオンアレルギー用薬
2021ベタメタゾン吉草酸エステル(軟膏・クリーム)ベトネベート・リンデロン-V鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬
2021プロピベリン(バップフォーレディ)バップフォー過活動膀胱治療薬(成人女性限定)
2021ナプロキセン(モートリンNX)ナイキサン解熱鎮痛薬
2021イトプリド(イラクナ)ガナトン胃腸薬(胃もたれ・膨満感)
2022ヨウ素・ポリビニルアルコール(サンヨード)スマイルザメディカルA目の殺菌消毒薬(点眼)
2022ポリカルボフィルカルシウム(ギュラック)ポリフル・コロネル過敏性腸症候群再発症状改善薬
2023メロキシカムモービック関節痛薬
2023フェキソフェナジン+塩酸プソイドエフェドリン(アレグラFXプレミアム)アレグラFX Plusアレルギー性鼻炎用薬(鼻閉型)
2024フルルビプロフェン(外用薬)フロベン(外用)消炎鎮痛薬(外用)
2024モメタゾンフランカルボン酸エステル(点鼻薬・ナゾネックス点鼻薬)ナゾネックスアレルギー性鼻炎用薬(点鼻)※2025年9月発売済み
2025ラベプラゾールナトリウム(パリエットS)パリエット胃酸分泌抑制薬(PPI)※要指導医薬品・2025年6月発売済み
2025オメプラゾール(オメプラールSオメプラール・オメプラゾン胃酸分泌抑制薬(PPI)※要指導医薬品
2025ランソプラゾール(タケプロンs)タケプロン胃酸分泌抑制薬(PPI)※要指導医薬品
2025ラメルテオン(ロゼレムS)ロゼレム睡眠薬(MT受容体作動薬)※要指導医薬品・2026年7月発売予定
2025ジメトチアジンメシル酸塩(ミグリステンS)ミグリステン片頭痛・緊張型頭痛薬※要指導医薬品・医師診断歴のある方限定・発売日未定
2025レボノルゲストレル(ノルレボ)ノルレボ緊急避妊薬※要指導医薬品・2026年2月発売済み
2025タダラフィル(商品名未定)シアリスED治療薬(PDE5阻害薬)※要指導医薬品・発売日未定

【2025〜2026年】注目の新規スイッチOTC成分

2024年12月の薬事審議会で一気に複数成分が承認され、2025〜2026年は「スイッチOTC元年」とも呼ばれるほど大きな動きがありました。いずれも要指導医薬品として薬剤師による対面指導が必要です。

PPI(プロトンポンプ阻害薬)3成分|国内OTC史上初

ラベプラゾール・オメプラゾール・ランソプラゾールの3成分が、日本で初めてOTC医薬品として承認されました。従来のH2ブロッカー(ファモチジン等)より強力に胃酸分泌を抑制します。エーザイの「パリエットS」(ラベプラゾール10mg)は2025年3月21日に承認を取得し、2025年6月2日に全国発売されています。

PPIは強力な胃酸抑制薬だからこそ、ピロリ菌感染や胃がんをマスキングしてしまうリスクがあります。症状が2週間以上続く場合や繰り返す場合は必ず受診勧奨を。薬剤師の問診が欠かせない成分です。

レボノルゲストレル(ノルレボOTC)|国内初の緊急避妊薬OTC

2026年2月2日、日本初のOTC緊急避妊薬「ノルレボ」(第一三共ヘルスケア)が発売されました。医療用ノルレボ錠1.5mgと同一成分・同量配合で、WHOの必須医薬品にも指定されている成分です。年齢制限・パートナーや親の同意は不要ですが、服用する女性本人のみ購入できます。また、緊急避妊薬に関する研修を修了した薬剤師のみが販売でき、薬剤師の面前での服用が条件となっています。2026年2月発売済みです。

性交渉から72時間以内が使用の目安。研修修了の薬剤師のみ販売可能で、プライバシーに配慮した相談スペースの確保も大切です。「面前服用」の条件は確実な服用を担保するためのものです。

ラメルテオン(ロゼレムS)|依存性リスクが低い睡眠薬

メラトニン受容体(MT1/MT2)に作動して概日リズムを整える睡眠薬です。ベンゾジアゼピン系と異なり依存性・耐性のリスクが低い成分ですが、不眠の背景にうつ病や睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性もあります。2024年12月20日の部会で承認が了承されました。2026年7月に発売予定となっています。

「眠れないからロゼレムS」と手軽に使われがちですが、不眠の原因疾患の見落としが一番怖い。2週間使っても改善しない場合は受診勧奨を徹底しましょう。

ジメトチアジンメシル酸塩(ミグリステンS・マイフェミン)|片頭痛薬

医療用ミグリステン錠の転用で、片頭痛・緊張型頭痛における発作の発症抑制と症状緩和が効能効果です。「以前に医師の診断・治療を受けた方に限る」という条件付きのため、初めて頭痛が出た方への販売は想定されていません。発売日は未定です。

「以前に医師に診てもらいましたか?」の確認が必須です。初めての頭痛は二次性頭痛(くも膜下出血など)の可能性があるので、受診勧奨を。この確認を怠るのが一番リスクの高い場面です。

タダラフィル(商品名未定)|国内初のED治療薬OTC

2025年9月18日の部会でED治療薬タダラフィル(シアリス等の成分)のスイッチOTC化が了承されました。国内でED治療薬がOTC化されるのはこれが初めてです。発売日は未定です。

タダラフィルは硝酸薬(ニトログリセリン等)との併用禁忌が有名ですよね。心疾患や降圧薬を服用中の方への対応が特に重要。要指導医薬品として薬剤師が服用薬をしっかり確認する場面が増えます。

スイッチ化の必要性・国内市場

総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済によると、一般用医薬品の国内市場は約6500億円であり、そのうちの25%の約1650億円がスイッチOTC医薬品による売り上げであることが報告されています(2017年データ)。

品目別にみても、総合感冒薬(風邪薬)、解熱鎮痛剤、外用消炎鎮痛剤の構成比がとりわけ大きく、この3つを合計すると50%を超えています。

2025年以降はPPIや緊急避妊薬など、これまでにない薬効分類の成分が市場に加わり、スイッチOTC市場はさらに拡大することが予想されます。

参考:富士経済(一般用医薬品、スイッチOTCの国内市場を調査)

スイッチOTC医薬品になるまでの流れ

厚生労働省は、スイッチOTC医薬品の候補となる成分を、学会、団体、企業、一般消費者(個人)から、要望の受付を行っています。

受け付けた要望から、検討会議を通して、
(1)医療用医薬品としての使用実績
(2)要指導・一般用医薬品として適切と考える理由
(3)副作用の発生状況
(4)海外での使用状況
などの観点からスイッチOTCとすることの妥当性を科学的に検証していきます。

その後、薬事・食品衛生審議会での議論を経て、開発へと進みます。規制改革実施計画(2024年6月閣議決定)では審査のスピードアップが明記され、今後もスイッチOTC成分の増加が続く見込みです。

参考:厚生労働省(スイッチOTC医薬品の候補となる成分の要望募集について)

患者さんからよく聞かれる質問

Q. 市販でPPIが買えるようになったんですか?胃薬は今まで通りで大丈夫ですか?

2025年から、ラベプラゾール(パリエットS)など強力な胃酸抑制薬PPIが要指導医薬品として購入できるようになりました。従来のH2ブロッカー(ガスター10など)より効果が強い分、使い方の注意も大切です。症状が2週間以上続く場合や繰り返す場合は必ず医療機関を受診してください。

Q. 緊急避妊薬が薬局で買えると聞きました。誰でも買えますか?

2026年2月から「ノルレボ」が薬局・ドラッグストアで購入できるようになりました。親やパートナーの同意は不要ですが、研修を受けた薬剤師のいる薬局での購入と、薬剤師の前での服用が条件です。性交渉から72時間以内を目安にご相談ください。

Q. ED治療薬が薬局で売られると聞きました。いつから買えますか?

タダラフィル(シアリスの成分)のOTC化が2025年9月に承認されましたが、2026年5月現在まだ発売されていません。発売後も要指導医薬品として薬剤師による確認が必須です。特に心臓の薬(硝酸薬)を飲んでいる方は購入できない場合があります。

さいごに

スイッチOTCの歴史は古く、1980年代から多くの医薬品が含まれることが一覧表からわかると思います。

臨床の場で現在も使われている成分も多くOTC化しているということは、軽度な病気の際には薬局・ドラッグストアで購入する医薬品でも十分に対処可能であることにつながります。

2025〜2026年はPPIや緊急避妊薬など、これまでにない薬効分類のスイッチOTCが登場し、薬剤師の役割がますます重要になる時代になりました。OTC医薬品は効果が薄いと思われがちですが、有効成分を見極めて適切なセルフメディケーションにつなげていけるといいですね。

困ったときはいつでも薬剤師に相談しましょう。

参考情報

・厚生労働省「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議
・厚生労働省「スイッチOTC医薬品有効成分リスト」
・日本ジェネリック製薬協会 JGA-NEWS No.207(2025年)

2 COMMENTS

gorokichi

通常の医療費控除は、治療や診療のための費用かどうかで決まります。
例えば、病院で支払う診察代や医師の処方で購入した薬代、治療のために購入した市販薬の費用は対象となります。
一方で、予防接種の費用や健康増進のためのサプリメント代などは対象となりません。
対象の詳細が国税庁のホームページに記載されておりますので、そちらをご覧ください。
No.1122 医療費控除の対象となる医療費

また、本記事に記載してあるセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)はスイッチOTC医薬品が含まれているものが対象となります。
スイッチOTCは、一覧に示してある有効成分が含まれている場合であり、サプリメントにはこれらの成分が含まれていない可能性が高いと考えられます。
詳細な品目が厚生労働省のこちらのページに記載してありますので、そちらをご覧ください。
セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について 2 セルフメディケーション税制対象品目一覧

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