ビラノア(ビラスチン)の特徴・作用機序

ビラスチン(ビラノア)

特徴的なポイント
・ 1日1回投与で、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒に対して、速やかに効果を発現し、その効果は持続する(スギ花粉暴露の場合は45分後から改善し、効果は24時間持続)。
・ 承認された用法は、1日1回の空腹時経口投与であり、食後投与(高脂肪食)の場合、AUCが約40%低下、Cmaxが約60%低下、Tmaxが約3時間延長してしまう。
・ 眠気の副作用が少ない(臨床試験において675例中4例のみ)。

構造式または示性式

ビラスチン(ビラノア)

名前の由来

Bilastine Non Allergyに由来

ステム

抗ヒスタミン薬:-astine

発売日

2016年11月

メーカー

大鵬薬品工業株式会社

適応

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒

作用機序

ヒスタミンH1受容体拮抗作用及び抗アレルギー作用を有する

代謝などに関して

尿、糞及び血漿中には主として未変化体が存在し、代謝物は低濃度のみ(代謝にはCYP3A4が関与)

相互作用

・併用禁忌とその理由
特になし
・併用注意とその理由
薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エリスロマイシン、ジルチアゼム 本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある P糖蛋白の阻害による本剤の吸収率の増加に起因すると推定される

重大な副作用

特になし

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