ニボルマブ(オプジーボ)の特徴

特徴的なポイント
・世界初のヒトPD-1 (Programmed cell death-1) に対するヒト型IgGモノクローナル抗体である。
・PD-1は、活性化したリンパ球(T細胞、B細胞及びナチュラルキラー細胞)及び骨髄系細胞に発現するCD28ファミリー(T細胞の活性化を補助的に正と負に制御する分子群)に属する受容体である。
・PD-1は、抗原提示細胞に発現するPD-1リガンド(PD-L1及びPD-L)と結合し、がん抗原特異的なT細胞の増殖、活性化及び細胞障害活性の増強等により、腫瘍増殖を抑制すると考えられる。

構造式または示性式

名前の由来

optimal(最適な) + PD-1 + nivolumab(一般名)から命名

ステム

モノクローナル抗体: -mab
免疫調節作用を有するヒト型モノクローナル抗体: -lumab

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発売日

2014年9月

メーカー

小野薬品工業株式会社

適応

悪性黒色腫
切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫
再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌
がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌
がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫

作用機序

ニボルマブは、ヒトPD-1に対する抗体であり、PD-1とそのリガンドであるPD-L1及びPD-L2との結合を阻害し、がん抗原特異的なT細胞の増殖、活性化及び細胞傷害活性の増強等により、腫瘍増殖を抑制すると考えられる。

代謝などに関して

ヒト型モノクローナル抗体である本剤の主な消失経路はタンパク質代謝であると推定され、CYPやほかの薬物代謝酵素の基質、誘導薬又は阻害薬との併用により、本剤の薬物動態は影響を受けないと考えられている。

相互作用

(1) 併用禁忌とその理由

特になし

(2) 併用注意とその理由

生ワクチン、弱毒生ワクチン、不活化ワクチン

本剤のT細胞活性化作用による過度な免疫反応が起こるおそれがある。

重大な副作用

  • 間質性肺疾患
  • 重症筋無力症、心筋炎、筋炎、横紋筋融解症
  • 大腸炎、重度の下痢
  • 1型糖尿病
  • 重篤な血液障害
  • 肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎
  • 甲状腺機能障害
  • 神経障害
  • 腎障害
  • 副腎障害
  • 脳炎
  • 重度の皮膚障害
  • 静脈血栓塞栓症
  • Infusion reaction
  • 血球貪食症候群

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