アレジオンLX点眼液0.1%(エピナスチン塩酸塩)の特徴・作用機序

特徴的なポイント
・ 本剤は、抗ヒスタミン作用とアレルギー反応に関与する細胞のケミカルメディエーターの遊離抑制作用を持つ。
・成分の高濃度化(0.1%)により効果に持続性を持たせ、既存のアレジオン点眼液0.05%の1日4回から1日2回の用法用量になった製剤である。
・本剤は防腐剤を含有しないマルチドーズ型(多回使用型)の点眼剤である(ソフトコンタクト着用時もOK)。

アレジオン点眼液についてはこちらの記事をご覧ください。
アレジオンLX点眼液の特徴、従来品との違い

構造または示性式

名前の由来

「アレジオン」は、病変(=lesion)を無くする(=A)という意味に由来する。
「LX」は、“Lasting extend”という造語に由来し、効果をさらに長く引き伸ばす“持続性”を意味している。

ステム

抗ヒスタミン剤:-astine

[こちらも参照:ステムで薬の名前を暗記!【一覧リスト】薬が覚えられない人必見!]

発売日

2019 年 11 月

メーカー

参天製薬株式会社

効能又は効果

アレルギー性結膜炎

用法及び用量

通常、1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼する。

用法及び用量に関連する注意

他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。

作用機序

エピナスチン塩酸塩は選択的ヒスタミン H1受容体拮抗作用を主作用とし,ロイコトリエン C(LTC 4 4),血小板活性化因子(PAF),セロトニン,ブラジキニン等のメディエーターに対する抗メディエーター作用とヒスタミン,SRS-A,PAF のメディエーター遊離抑制作用を発揮する。さらに,インターロイキン-6(IL-6),IL-8 等の炎症性サイトカインの産生,遊離や好酸球の遊走・接着分子の発現などに対する抑制作用を有する。

代謝などに関して

健康成人男性に経口投与した場合の尿及び糞抽出物中の代謝物量を検討したところ、ほとんど未変化体であった。

相互作用

(1) 併用禁忌とその理由

特になし

(2) 併用注意とその理由

特になし

重大な副作用

  • 設定されていない
執筆者:薬剤師[博士(薬学)]
参考・引用資料:添付文書、インタビューフォーム、適正使用ガイド、メーカープレスリリース資料など
※掲載内容には細心の注意を払っておりますが、古い情報や誤りがある場合がございます。最新の添付文書などをご確認ください。
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