【2023更新】日本で売れている薬 ~医薬品売上ランキング~

いま日本で売れている薬はご存知ですか?

毎年、様々な医薬品が上市されていますが、薬価の変動や適応患者数の変化によって売れている薬は変わってきます。

そこで今回は、2010年から売上の多いトップ10をリスト化し、さらに一般名を記載することで、薬剤師国家試験の受験生が覚えやすいようにしました。

日本で発売されている分子標的薬をまとめた記事を作成しました。
日本で発売された分子標的薬の一覧

【2022年度】医薬品売上ランキング

【2021年度】医薬品売上ランキング

【2020年度】医薬品売上ランキング

【2019年度】医薬品売上ランキング

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昨年売上一位のマヴィレット配合がランキングから消えました。
また、免疫チェックポイント阻害薬であるキイトルーダが昨年から5ランク上がって1位にランクインし、オプジーボは昨年から1ランク下がって4位にランクインしていました。
新しい薬ではありませんが、リクシアナが昨年よりも売り上げが35%アップして6位に浮上しました。
非小細胞肺がんに用いられるタグリッソは2016年に発売されていましたが、一次治療への適応拡大もあったことから売り上げが大きく伸びて8位に浮上しました。

【2018年度】医薬品売上ランキング

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2017年12月に発売された経口C型肝炎の治療薬であるマヴィレット配合が売上一位にランクインでしています。 難治性や腎疾患で適用ができなかった人にも使用できるC型肝炎治療薬です。その他にも、免疫チェックポイント阻害薬であるキイトルーダも6位にランクイン、カリウムイオン競合型のPPIであるタケキャブが10位にランクインしました。

【2017年度】医薬品売上ランキング

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2015, 2016年度の上位にいたハーボニー、ソバルディがついに姿を消しました。
C型肝炎の画期的な新薬として発売され、多くの患者を根治まで導いたということでしょうか。
この2つがランキングから外れたので、既存薬の順位が全体的に上がったようです。

【2016年度】 医薬品売上ランキング

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免疫チェックポイント阻害剤として世間の注目を浴びたオプジーボが発売され、一気に3位に入ってきました。
使用患者も増えますが、薬価の高さも話題になり、下げ幅も大きいので今後はどうなるのでしょうか。

【2015年度】 医薬品売上ランキング

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C型肝炎の画期的な新薬としてハーボニーとソバルディが発売され、2つともトップ10の上位に入ってきました。
こちらの薬は価格も高いですが、何といっても、しっかり服用することで根治が可能になる可能性が高いことです。
今後はC型肝炎の患者がほとんどいなくなると予想する学者もいますので、非常に興味深いですね。

【2014年度】 医薬品売上ランキング

【2013年度】 医薬品売上ランキング

【2012年度】 医薬品売上ランキング

【2011年度】 医薬品売上ランキング

  • 1. アリセプト (ドネペジル)※昨年度から2ランクUP
  • 2. ブロプレス (カンデサルタン)※昨年度から1ランクDOWN
  • 3. ディオバン (バルサルタン)※昨年度から1ランクDOWN
  • 4. リピトール (アトルバスタチン)※昨年度と同じ
  • 5. モーラステープ (ケトプロフェン)※昨年度と同じ
  • 6. オルメテック (オルメサルタン)※昨年度から1ランクUP
  • 7. プラビックス (クロピドグレル)※今年度からランクIN
  • 8. タケプロン (ランソプラゾール)※昨年度と同じ
  • 9. レミケード (インフリキシマブ)※昨年度と同じ
  • 10. リュープリン (リュープロレリン)※今年度からランクIN

【2010年度】 医薬品売上ランキング

おわりに

いかがだったでしょうか。

よく見る薬であったり、ニュースで話題の薬などもあったと思います。

よく売れている薬 = 病院や薬局で目にする機会が多い = 薬剤師国家試験に出やすい?

ということで、知っておいて損はなさそうですね。

今回のデータは、IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社(旧アイ・エム・エス・ジャパン株式会社)が報告したデータを引用し、それについてまとめています。

IQVIAソリューションズ ジャパン株式会社(旧アイ・エム・エス・ジャパン株式会社)

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